Column
2023.05.24

Quest makes hay for $300m

※本記事はEvaluate社の許可のもと、イミュニティリサーチが翻訳したものです。内容および解釈については英語の原文を優先します。正確な内容については原文をお読みください。

 会社設立から買収まで5ヶ月:リキッドバイオプシーのグループであるHaystack Oncology社の経営陣にとっては満点です。Quest Diagnostics社は、COVID-19検査の収益が予想以上に急に減少したため資金を増強する必要があり、昨日(2023年4月27日)、Haystack社を現金3億ドル前払いで買収し、Haystack社の微小残存病変(MRD)に対するがん血液検査を獲得しました。この検査に名称はありませんが、腫瘍切除後の患者の血流に含まれる循環腫瘍DNAを同定するもので、Quest社はこの検査法を適合させて来年市場に投入する予定です。最初の取り組みでは、大腸がん、乳がん、肺がんのMRD検査の開発に重点を置き、Quest社は、業績のマイルストーン達成に応じて、さらに最大1億5千万ドルを支払うことになっています。Quest社は、「MRD分野の多くの企業との多くの議論」をしてから、Haystack社を選んだと、Quest社のCEOであるJim Davis氏は、昨日(2023年4月27日)の第1四半期決算説明会で述べました。Quest社は、Haystack社の検査は最も感度が高く、「クラス最高」であると考えています。しかし、同様の検査はすでに5つあり、すべてがQuest社の新しい検査と直接競合するわけではありませんが、Guardant社のような大きなグループが存在するので、市場シェアをめぐって厳しい戦いになる可能性があります。

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