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弊社サイエンス顧問の埼玉医科大学国際医療センター各務博教授の論文がCancer Immunology Researchにon-lineで発表されました。
埼玉医科大学国際医療センター呼吸器内科教授の各務博先生を筆頭著者とする新しい論文が、Cancer Immunology Researchにon-line publicationされました。論文タイトルは、CD4+ T-cell immunity in the peripheral blood correlates with response to anti-PD-1 therapyです。
この論文では、臨床試験を行って、血液中のCD62Llow CD4 T細胞の頻度と制御性T細胞の頻度を求め、アルゴリズム(特許査定)を用いて計算することにより免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体の効果を事前に判定できることを示しております。また、このCD62Llow CD4 T細胞の性質も詳しく調べました。さらに、同じアルゴリズムを使うと、500日以上という長期生存をする患者を予測できることもわかりました。以上より、治療方針の決定には、血液中のCD4 T細胞の状態をモニターすることが重要であると結論しました。
[補足]
この論文の記載内容の一部は、埼玉医科大学により特許出願されています。当社は、同大学より独占的通常実施権を取得しております。実施権の一部は、当社よりシスメックス株式会社に再実施を許諾しています。
当社は埼玉医科大学リサーチパーク内に開設した埼玉研究所において、本出願中の特許に関して同大学と共同研究に取組んでおります。