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2025.12.05

当社の基幹技術に関する学校法人埼玉医科大学の特許出願「がん免疫療法の臨床効果を予測する免疫学的バイオマーカー」について、日本で特許が登録されました(日本国特許第7781419号)。

今回日本で登録された特許は、埼玉医科大学の各務博教授との共同研究の成果であり、PD-1阻害剤等の免疫チェックポイント阻害剤と組み合わせて投与されるCD62LlowCD4+ T細胞を含む細胞療法剤に関するものです。当社は埼玉医科大学よりこの特許の独占的通常実施権の許諾を受けております。

オプジーボ®やキイトルーダ®などの免疫チェックポイント阻害剤は、多くの種類のがんで画期的な治療効果を示している一方で、治療開始後、早期に病勢増悪を認める無効群が約半数に見られることも知られています。そのため、当社は、がん患者の末梢血中における特定の免疫細胞(CD62LlowCD4 T細胞や、CCR4-CCR6+CD4 T細胞)の測定による、免疫チェックポイント阻害剤であるPD-1阻害剤又はPD-L1阻害剤の効果予測の事業化実現にまい進しているところです。

そのような効果予測事業に加えて、当社はさらに、免疫チェックポイント阻害剤を投与しても無効群となってしまう患者を奏効例に変えるためのアプローチを研究開発しています。それが今回成立した特許に係る発明である、CD62LlowCD4+ T細胞を含む細胞療法剤です。

当社の免疫チェックポイント阻害剤効果予測技術によって無効群となるリスクが高いことが判明した患者であっても、当社の細胞療法剤を免疫チェックポイント阻害剤と組み合わせて投与することによって、免疫チェックポイント阻害剤が奏効し、がんが治療できると考えられます。実際に、腫瘍モデルマウス実験においては、抗PD-1抗体単独投与群と比較して、抗PD-1抗体と当社の細胞療法剤とを組み合わせて投与した場合に、腫瘍モデルマウスの生存率が向上することが実証されています。今般の特許成立をうけ、当社はコンパニオン診断関連事業の事業化を目指すとともに、引き続き細胞療法剤の研究開発を進めてまいります。

ImmuniT Research Inc.

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